普段の仕事場から | 2022.07.30
板場友禅の最終工程では、染め上がりの柄に伏せ型を使い、伏せ糊を置いていきます。
伏せ糊を置く作業により、次の工程で地色を染める引き染めを行っても柄に地色が染まりません。
因みに、伏せ糊とはもち米と米糠(こめぬか)と塩をまぜたものです。
季節によって、温度や湿度に気をつけながら、水によって伏せ糊の粘度を調整します。
一晩伏せ糊を乾かし、完全に乾いたら板から生地を剝がし、引き染め工程へ移っていきます。
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