SOO -ソマル-

PRODUCT

京友禅おふき

絹ならではのしなやかな手ざわりと美しい発色。そして伝統と現代的遊び心が融合したデザイン。京の染屋ユニットSOO(ソマル)が手がける手染め京友禅のメガネ拭き「おふき」は、つくる人とつかう人、贈る人と贈られる人のあいだを、「ほんものに触れる喜び」でつなぎます。

おふきに込めた思い

一枚の小さな正絹に、伝えたい思いをのせて。
※正絹(しょうけん):混じりけのない絹100%のもの

語り継ぎたい、
伝統の技と絹の持つ豊かさ

京友禅とは、京都で育まれた染めの技が集積した、世界に誇れる伝統工芸です。無地染めに始まり、手描友禅、絞り染め、型染めなど、その技法は多岐にわたり、長い時をかけて精緻に磨き上げられてきました。しかし着物離れが進む今、京友禅や正絹に触れる機会は、日本人の日常から遠ざかる一方です。そんな中、「気軽に京友禅の生地を手にとってもらいたい」との思いで誕生したのが「おふき」。正絹と京友禅が出会って生まれる自由な表現力を最大限に生かしています。さらに絹は、発色や手ざわりがいいだけでなく、軽くて丈夫で静電気を寄せ付けにくく、ものを拭いたりするのにぴったりな機能素材でもあるのです。

「ほんまもんの京都」を
贈る楽しみ、贈られる喜び

「おふき」は、ふだん着物を染めている工場で、着物と同じ工程で職人が手染めしています。染めあがった生地は、着物用のはさみで柄を合わせながらカット。さらに「おふき」用に特注した「たとう紙」(着物などを保管するための紙製の包み)に入れてお届けします。そんな「おふき」のもうひとつの特長は、京都でしか買えないこと。日本が世界に誇る京友禅のほんものを、身近な暮らしの中で毎日のように触れて楽しむ。京みやげやギフトとして贈ったり贈られたりする楽しみをご提供できればと思っています。

まちと人を心でつなぐ
コミュニケーションツールに

「おふき」はただの正絹のはぎれではなく、思いをのせるメディアであり、コミュニケーションツールだと私たちSOO-ソマル-は考えています。京都の伝統文化を介して、人と人、まちと人のあいだに心温まる物語が生まれてほしい。そして、その小さな積み重ねがいつか伝統文化の継承につながっていけば――。そんな私たちの思いに共感してくださった文化・商業施設や企業・メディア様と手がけたコラボレーション事例もこれまでに多数ございます。各社がそれぞれに京都への思いを込めて制作されたオリジナル「おふき」、ぜひご覧ください。

おふきの製造工程

古来より受け継がれた、
友禅染めの技術で作っています。
おふきシリーズはすべてが手作りのため、
1点物となります。

  1. 1. 草稿

    伝統的な図案やポップな現代的な図柄を書き留めたスケッチなどを元に、おふきの原寸大のデザイン画「草稿」を描きます。柳の木炭で描いた後、墨などでしっかりと仕上げます。

    草稿
  2. 2. 色合わせ

    染屋にはそれぞれの色見本が存在し、全ての色には基となる染料の配合を記した配色伝票が明記されています。その配合に添って、都度、染め上げる色を合わせていきます。

    色合わせ
  3. 3. 型染め

    草稿を基に配色を決め、色ごとに染める型を彫ります。着物の柄を下染めした正絹の生地を長い板に貼り付け、その型を使って、スキージ(ヘラ)で丁寧に染め上げていきます。

    型染め
  4. 4. 蒸し

    染めた色を生地に定着させるために大きな蒸し器に生地を入れ、平均98度という高温で20分から50分間かけて蒸し上げます。

    蒸し
  5. 5. 水元

    その後、余分な染料や糊を落とすために、蒸し上げた生地を水洗いします。

    水元
  6. 6. 裁断

    仕上がった生地を、おふきシリーズのサイズに合わせて裁ちバサミでカットします。すべて1枚1枚、手作業で行っています。

    裁断

たとう紙のパッケージに入れて完成です。

特注で作った “たとう紙”パッケージに包んで、おふきの完成です。
たとう紙とは、着物を保管しておく際に着物を湿気から守る為に包んでおく専用の紙。着物を染め上げる技術で作った、おふきだからこそのパッケージです。
すべてが1点物なので、おふきとの出会いは一期一会となります。

水元

おふき メイキングムービー

おふきシリーズが出来上がるまで。
ご覧ください。



製品ラインナップ

おふきシリーズのラインナップをご紹介します。

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